副作用自発報告
少なくとも日本においては、医療関係者がある薬剤による副作用の可能性を疑った場合、製薬会社などを通して副作用報告を行うことができます(副作用自発報告制度)。因果関係がはっきりしなくても、一応薬の添付書に注意書きとして記載されることがありますが、これは「報告義務」ではなく、医療従事者の善意に基づきます。
最近、ある新薬(抗がん剤)を投与した後に、「珍しい精神病状態」になった症例を経験したので、そのことをその製薬会社に話をしたら、製薬会社から「是非、副作用報告させてください」との申し出がありました
自社製品の問題を晒すことになるので、普通なら(?)嫌がるはずなのですが、正直に報告することがこの製薬会社の方針なのでしょうか。製薬会社も色々あって、副作用を隠そうとする会社もあるそうですが、このように自らすすんで報告しようとする姿勢は大したものですね。
というわけで、この副作用報告に関する報告書を作成したのですが、これが少々面倒くさい・・・
もう少し簡易になると、医師からも提出しやすいのでしょうが、過剰な報告を抑制するためにも必要なことなのでしょうか・・・?ちなみに、報告書の謝礼は9000円弱でした
(お金が貰えるなんて、知りませんでした)。
面白い症例だったので、この症例もケースレポートとして、何らかの雑誌に発表しようかと思ったのですが、症状があるときとないときでの薬剤血中濃度に差がなく、結局因果関係はよく分かりませんでした・・・
(血中濃度の測定は、かなり特殊なので某検査センターに依頼したのですが・・・)。うーん、1例ではちょっと厳しいかな?もう一例経験したら投稿しようかと思っております。
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